[ 竹林にするか竹畑にするか、それとも竹林以前・・・? ]
2011/07/01
|
6月30日に中川文化センターで行われた、京都学園大学教授 中川重年先生のお話を聴いてきました。
中川先生は竹専門と言うより、農地が放置され荒れてしまった里山の再生に取り組んでいます。今回の講演会では、竹の利用法もしっかりと話してくれましたが、荒れた里山を整備して、地域社会において成功した例をいくつか紹介してくれました。 活動を始めたばかりの夢里人は『竹薮を竹林にして綺麗な里山にしたい・・・』という考えを持っていましたが、竹薮を竹林ではなく竹畑、タケノコを取るための畑として、竹林以上に手を入れて成功を収めた例を紹介してくれました。 また木や竹で荒れた土地を、きれいに整備して木や竹が生い茂る前の姿にして、成功した例を、またきれいに整備した土地を全く違うものに変えて成功した例も紹介してくれました。 竹薮を竹林にするだけではなく、良いタケノコを取るための竹畑、全く違う形で再生させる、といった新しい選択があることを提示してくれました。 |
お話の最後の方で竹で作ったホルンと、間伐した木を材料にして作ったホルンを、会場に来た人に手にとって見せてくれました。
中川先生は竹薮整備を始める時に「その竹薮をどのような姿にするか」そして「地域の人を巻き込んだ活動にしていくこと」がポイントである・・・、と言ってました。 今回の講演会では、色々な事例やデータを紹介しながら、九州から東北まで色々な地域の取り組みを知ることができ、今後の活動のヒントを沢山得ることが出来たと思います。 |