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[ 竹チップと竹粉末を水蒸気分解すると・・・? ] 2011/08/26

朝日村にある「NPO法人 環境ハーヴェストファーム」の研究施設に行って、竹チップと竹粉を水蒸気分解したものを受け取りに行ってきました。

今回はJA関係の方も一緒に行きました。

「竹を水蒸気分解したら価値のある使い道は無いか・・・」がテーマで、これから実験を行っていきます。

画像は、実際に水蒸気分解された竹チップと竹パウダーを見て、様々な可能性を語り合っているところです。


NPO法人 環境ハーヴェストファーム の朝日村実験施設は静かな山の中で、すぐ横に川が流れているとても環境の良い場所にあります。


本来工場で稼働するものは大型の装置ですが、ここは研究施設なので画像のような小型な装置を使って、温度と圧力を制御しながら水蒸気分解を行う事ができます。

装置に入れて4時間程度処理を行うと、竹チップから竹酢液を取り出すことができます。

竹酢液にはオリゴ糖が多く含まれているそうです。


水蒸気分解した後の竹チップです。

ちょっと酸味のある独特のにおいがします。


水蒸気分解した後の竹粉です。

こちらも同様のにおいがします。

きのこは通常樹木のオガコで菌種を作るのが一般的なのですが、今回はこの竹チップと竹粉を水蒸気分解したものを使って、中川村にある「JA上伊那きのこ菌種センター」でキノコを実験的に作ってみる予定です。


水蒸気分解で抽出した竹酢液です。

100倍〜1000倍の間で水で薄めたものを作物に噴霧し、害虫駆除になるとか言われています。実際の効果は良くわかりませんが、水蒸気分解してできる産物です。

物は試しという言葉もあるので、水蒸気分解した竹チップと竹パウダーは、赤土と混ぜて、秋野菜を植える時に使ってみる予定です。

竹酢液も500倍程度に薄めたものを、白菜に噴霧して虫食いを避けることができるか試す予定です。


竹を水蒸気分解したものはどんな効果があるのか・・・?

乞うご期待!!




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